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M母
30代。
2歳差男兄弟の母。
育児、発達障害、転勤族、おすすめグッズ…等、自分の経験をもとに発信します。
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【体験談】発達障害児の育て方(家庭での接し方編)

自閉症スペクトラムの長男(5歳)と定型発達の次男(3歳)を育てる私が、発達障害児(この記事では主に自閉症スペクトラム)の家での接し方をまとめてみました。

診断前、診断されたばかりの時はどう育てればいいのかそもそも発達障害って何なのか全く分からなかった私。

発達外来の先生や作業療法士の先生に聞いて実践している発達障害児とのスムーズな関わり方、育て方をご紹介したいと思います。

M母

育児に悩むお母さんお父さんの解決のヒントになることがひとつでもあればと思います

この記事では、

  • ~6歳までの発達障害児の育て方・接し方が分からない
  • 病院や療育の予約待ちで相談先がなく困っている
  • 子どもの地雷が多く癇癪に困っている
  • 他の家庭では発達障害児とどう関わっているのか知りたい

という方のために、我が家で成功した・効果のあった子どもとの接し方を紹介します。

目次

発達障害児の育児の大前提

まず、育児をする上で大前提として発達外来の医師に言われたこと

命にかかわることや、他人に迷惑をかけること以外は叱らない。

いたずらやマナーなど、ちゃんとして欲しいから叱りたくなりますが、意識して叱らないようにします。(どうしても無視できない場合は声かけ程度にとどめる)

あまり理解力のない段階の発達障害児を叱りまくっても良いことは一つもありません。

叱った分だけ自己肯定感が下がったり、親子の信頼関係が築けなかったり、親も何度も同じことで叱っていると疲弊します。

叱られ慣れて叱っても響かないという状況になるのを避け、厳しく叱るのは命にかかわる危険なことをしたとき、他人に迷惑をかけるようなことをしたときのみ、ガツンと叱り響かせる。をまず前提に接するよう心がけました。

発達障害児の育て方・接し方具体例

接し方具体例

予告する

「9時になったらテレビを消して着替えようね」

(前もって終わりの時間を予告)

「今日はご飯を食べたら車で病院に行って、その後お買い物に行くよ」

(1日の流れを予告)

「1番、手を洗います。2番、着替えます。3番、お菓子を食べます。4番、お風呂に入ります」

(帰宅後の流れを帰り道で説明・予告)

あらかじめ予告しておくことで見通しが立ち安心することができます。発達障害児は見通しが立たないと不安になったり、なかなか切り替えられないことが多い

視覚優位の子も多いので、紙やホワイトボードに予定を書いて見せて、終わったものから線を引くというのも効果的。

↓このように文字や絵でリストにして予定を見せ、終われば線を引く

  • ご飯
  • 着替え
  • 歯磨き
  • 公園に行く

予告することにより、気分よくスムーズに次の行動に移せる時が多いです。

我が家では、まだ理解力があまりない3歳頃から予告を意識していました。

細かいことでも予告することで癇癪を回避できることが多かったです。

共感する

まだ遊びたい、車に乗りたくない、幼稚園に行きたくない、おもちゃが買ってほしい…できることなら聞き入れてあげたいけど、無理がある時はとにかく共感します

「もっと遊びたかったね楽しいもんね」「車に乗るの嫌だよね」「幼稚園行きたくないねママもそうだったから気持ちわかるよ」…等。

ダメと言う前にまずは共感し、一旦気持ちを受け入れてあげる。

結果的に子どもの要求に答えてあげられないことには変わりないですが、たくさん共感することで子どもの気持ちが少し落ち着くことが多いです。

代弁する

こうしたかった、これが嫌だった、悲しかった、寂しかった…そんな感情はあるけれどまだうまく自分の気持ちを伝えられず、叩いてきたり癇癪を起こすことでしか伝えられない。

発達障害児あるあるだと思います。

そんなときは、「〜だったから悲しかったんだね」「〜が嫌だったね、嫌な気持ちになったね」「頑張って疲れちゃったんだね」と気持ちを代弁してあげます。

繰り返していくと、成長と共に自分の気持ちを言葉にできるようになってきます。

M母

言葉がたくさん出てくると癇癪も減ってくることが多いです

とにかく褒める

褒めて伸ばすことはどの医師でも作業療法士でも絶対に言う、発達障害児に有効な育て方です。

普通に過ごしていれば褒められるより叱られるようなことをする方が多いと思いますが、小さなことでも褒めることを習慣に。

「たくさん食べたね」

「大きな声で返事ができたね」

「いつもより早く着替えられたね」

また、すごい!えらい!だけで終わらず、何が出来たから褒められているのかを明確にすることも大切です

「自分でゴミ箱にポイできたね、すごいね」「約束の時間でテレビおしまいにできたね、約束が守れてえらい」など。

褒めるほどのことでなくても褒める。

少しでも出来たこと、頑張れたことがあれば褒めてあげてください。

よその子と比べるのではなく、過去の我が子と比べましょう。

成長のペースはそれぞれ。

半年前、1か月前、昨日…過去と比べて成長していることが大事と思うことができれば、我が子のほんの少しの成長を喜べます。

最後に

発達障害児育児

現在年長(5歳)の自閉症スペクトラムの長男ですが、2〜3歳のいまいち言葉を理解できていない時期の子育てが本当に大変でした。

毎日のように癇癪をおこし、公園に行けば帰ることを嫌がり大暴れ、一瞬たりともじっとできず買い物に行けない。

今は今で大変なこともありますが、別人のように落ち着き、癇癪はここ1年で2回だけ。

「今からお店に行くけど、おもちゃは買いません。走らず歩きます。」と予告・約束をすることで買い物にも行けるように。

発達がゆっくりなお子さんの育児に悩む方、そしてお子さん本人が少しでもリラックスして過ごせますよう、同じ親として応援しています。

発達障害の2歳息子が楽しくひらがなを覚えた方法↓

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